神戸安全ネット会議の概要
危機管理研究会「神戸安全ネット会議」は、神戸市や神戸市内の企業、研究機関など約70団体が参加して、平成13年に設立した協議会です。阪神・淡路大震災の経験を踏まえ、安全で安心なまちづくりを進めるため、災害や事件・事故への対応を含めた危機管理能力やリスクマネジメントの向上を目的として、研究や連携体制づくりに取り組んでいます。
神戸安全ネット会議の発足にあたって
神戸安全ネット会議会長(H13~H15年度)室﨑 益輝
阪神・淡路大震災は、巨大な災害あるいは不確実なリスクに対して、組織的で持続的な危機管理が欠かせないことを教えてくれました。
組織的というのは、それぞれの地域や企業が危機管理に努めるだけでなく、立場を超え業態を超え互いに連携して危機に対応することが欠かせない、ということです。
持続的というのは、危機の発生直後だけではなく、発生以前から日常的に多面的な取り組みを展開することが欠かせない、ということです。
この震災の教訓をいかすべく、地域社会あるいは市民との連携をも視野におき、持続的で効果的な危機管理の充実を目指して、企業、行政、大学が協働的な取り組みを展開する場として、この「神戸安全ネット会議」は結成されました。
新しい危機管理の文化が、「神戸安全ネット会議」から発信されることを心より期待しています。